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【簡単に解説】津田梅子は何した人?結婚(夫旦那)の有力候補は何者?

2024年に新しくなる日本銀行券。

新5,000円札のデザインに選ばれたのが津田梅子(つだ うめこ)さんです。

一体、津田梅子さんは何をした人なのでしょうか?

ここではそんな疑問について、「簡単に知りたい!」という人に向けてご紹介していこうと思います。

津田梅子のプロフィール

津田梅子

名前:津田 梅子

よみ方:つだ うめこ

生年月日:1864年12月31日

没年月日:1929年8月16日

出身地:東京都新宿区南町

津田梅子は何をした人?

津田梅子さんは、明治時代から大正時代にかけて新しい女子教育のスタイルをつくり、女性の自立を推進することに力を尽くした人物です。

梅子さんの生まれた明治時代は「男性が上、女性が下」という格差が広まった時代と言われています。

というのも明治政府は「男が偉い」という「家父長制」をつくろうとしたのです。

家父長制とは

一家の長である家長(男)が、家族に対して絶対的な支配権をもつ家族制度のこと

「家父長制」は元々中国や西洋の思想で、具体的には次のような考えでした。

・妻は夫の姓を名乗らなければいけない(夫婦同姓)

・妻の財産は夫がすべて管理する

この時代に女性の地位を高めたいと思った人はたくさんいると思いますが、実際に行動に移したのが津田梅子さんなんですね。

津田梅子は何がすごい?

津田梅子さんのすごいところを一言で表すと、

「日本初の女子留学生である」

という点ではないかと思います。

梅子さんは生涯に2度のアメリカ留学をされていますが、1度目の留学がなんと6歳の頃なんです。

というのも、梅子さんの父親である津田仙(つだ せん)さんは通訳をしていたこともあり、福沢諭吉さんと渡米するなど幕府に仕えていました。

その影響で、当時子どもの梅子さんは開拓使による女子留学生のアメリカ派遣事業に選ばれました。

津田梅子は何を作った?

津田梅子さんは津田塾大学(旧:女子英学塾)を創立されました。

津田塾大学は女子大で英文学や国際関係学の分野で活躍する卒業生を多く輩出してきました。

かつては早稲田大学や慶應義塾大学よりも優秀な名門とされ、女子大最難関校として「女の東大」という異名もあったほどです。

2023年時点の偏差値はベネッセによると、52~66と言われています。

津田梅子の結婚(夫旦那)

津田梅子さんの結婚について調べたところ、

津田梅子さんは生涯独身でした

かつては留学でお世話になった人と梅子さんの姉の旦那さんに縁談を持ち掛けられたこともありました。

しかし、固い意志でその縁談を断ったのです。

ちなみに、縁談の相手となったのは世良田亮(せらた たくす)さんと言います。

世良田亮

出典:Wikipedia

世良田さんは海軍の軍人で、要職を歴任した人物です。

世良田亮さんの経歴

  • 海軍省主事
  • 海軍省軍務局軍事課長
  • 戦艦「富士」艦長
  • 戦艦「三笠」回航委員長など

梅子さんは19歳になる1883年、「武人たる神学者」と呼ばれたクリスチャンの世良田さんとの縁談を持ち掛けられました。

世良田さんと梅子さんは留学中に知り合った仲で、梅子さんより8歳年上。

周りから見るとお似合いだったそう。

しかし、世良田さんとの縁談は断られました。

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